決意|日本で3人ワンオペで育てながらもキャリアアップ
|仕事諦めたくない
時代は昭和ですか?トレンディドラマ?と錯覚するような話なのですが、令和です↓
7年前、夫は長女誕生1週間前に地方赴任となり3年半単身赴任でした。私は色々あってフリーランスになり、フルタイムで建築事務所で働きました。旦那は週末に帰ってきて育児をやり、平日は私が子供2人を育てながら仕事してました。任期が終わるとつぎは海外赴任。1年半フィリピンに住み、2020年3月より一時帰国して半年ほど日本にいます。
先日久しぶりに義母に会って、わたしはフィリピンでの愚痴をこぼしました。フィリピンではメイドさんがいても、子供の教育とママの仕事が両立しにくい環境です。
「フィリピンよりも日本の方が働きやすいし、子供たちも日本の生活に満足してる。このまま本帰国にしたい」と義母に言うと
「うちも旦那が深夜帰りで、ワンオペで大変だったわー。私はよく頑張ったわ。子育ては大変なんだから、仕事あきらめなさいよ…。家族は一緒が一番よ。私の周りはみーんな子育て一段落してからやってるわ。」と義母。
ちょっと待った!!!周り、みんながそうだから、仕事あきらめる?
それは理由にならん!!!仕事したいんだ、それはあきらめない!!!
こうして、私はキャリアアップへの念を強めたのでした。
|「家族一緒が一番よ」に待った。人生の選択は人それぞれ。
義母は2人ワンオペで育てて20年間専業主婦。夫の転勤にはついていくのが当たり前の考え方。
一方、私は子育てしながらキャリア継続。夫の転勤にはついていかない。残業してでもガッツリ建築設計の仕事をしたい!技術はたった半年のブランクでも浦島太郎になってしまいます。
そして「家族一緒が一番よ」。それを私に言う???家族一緒が一番なのは分かってる。
でもね、社令を受理したのは旦那だし、そもそも転勤OKしたのは旦那。会社と旦那の意向に、妻が黙って着いてくのが当たり前っておかしいでしょ。着いて行くたびに、女性は職場を離れざるを得ない。家族一緒が一番なら、転勤させるな、するなー!
旦那に合わせていけば妻はキャリアを諦めることになり、合わせなければ自己中だと批判される。女性で産まれて結婚したら、男に合わせるのが当然?そんなことってあります???振り回されるのはもう沢山!!!
義母としては、旦那が地方単身赴任の時も、私がついていかなかったからかわいそうと嘆いていた。だから海外赴任になって私と子供がついて行った時には「家族一緒になれたわね。孫の英語教育にもいいじゃない」と喜んでた。
たしかに子の英語教育には良かった。しかし、フィリピンではママへの負担が大きかった。
「家族一緒が一番よ」に待った。人生の選択は人それぞれ。旦那と会社が決めた転勤に、妻が黙ってついてく必要はないんじゃないか???
|フィリピンではママへの負担が大きい。子供の教育とママの仕事が両立しにくい。
旦那は駐在員だから、子供が病気でも有給休暇や看護休暇は取ってくれないし土曜出勤だったりだし、どんなに早く帰りたくても通勤時間が長くて、家族と過ごす時間は日本よりも少ないです。保育園やファミサポなど学校時間外でも安心して子供を預けれるサービスもない。掃除・洗濯をメイドさんがやってくれるのは楽だけど、ママの家事育児負担はフィリピンの方が断然大きいです。日用品食料品の買い出しに色々な場所を回るし(スーパー1箇所行けば終わりの日本とは違って、各店の品揃え・品質が不安定)、朝・お弁当・夕飯と1日3食作るし、チョコチョコと自宅の修理・メンテナンスで家にいないといけない日があるし、しょっちゅう幼稚園・学校の催し物や親子交流などがある。学童や保育園はない。ママの仕事時間が作れません😭
子供が小さいうちはメイドさんに任せっきりですが、3歳以上の子が2人以上いると意外と忙しい💦小学校は7時〜13時、幼稚園は9時〜15時、イヤーな時間差。園への送迎往復の時間を差し引くと、頑張ってもMAX4時間しか自由時間がない。
日本では、小学生と幼稚園生の子でも9時〜17時の預かりも可能だし、教育もできる。学童には入れなくてもキッズプラザがあり、小学校からお稽古に連れてくサービスがあったらファミサポを利用できたりする。ママの自由時間は7,8時間取れる。フィリピンの2倍です✌️
|日本で3人ワンオペで育てながらもキャリアアップ
ワーママにとっては仕事時間確保が必須です。フィリピンよりも日本の方が自由時間が得られるのです。旦那には会えないけれど、今はコロナのおかげで日本にいて子供達は日本の教育が受けられます。この間、わたしは3人ワンオペで育てながらキャリアアップを頑張ります💪
どうやって3人ワンオペで育てながら仕事するの??は次回をお楽しみに。
ホテルオークラin Manila
ホテル・オークラin Manila
娘たち雛祭りのお祝いに。
和食「山里」入口の壁デザインが、この店のコンセプト全てを語っており、そこから感動しました。
自然石を表面仕上げ方法と形の違い、正方形・長方形の組合せで表現。ミニマムな家具と、季節の花でシンプルに彩る。照明は電球色の暖かさで統一しながらも、フロアライト、スポット、ダウンライトの組合せ。
インテリアからしてワビサビが奥深すぎる。
海外のレストランは派手な色彩のコントラストや照明・飾りつけのインテリアで盛り上げるけど、素材と単純な幾何学デザインと静かな色味を融合するデザイン。日本にいたらこの和デザインにあまり感じなかったかもしれないけど、このシンプル和モダンの上品さに感銘を受けました。
この石、日本から持ってきたのかな???御影石(錆石)。割肌(自然石を割ったの荒々しさ)と本磨き(ピカピカ)仕上げ。割肌は割ったままの自然な味わい深い素朴さが出る。本磨きは、職人さんが一生懸命削って、お掃除の人が手垢がつかぬようにふきんで拭いて、鏡のように反射するほどの輝きを持ちます。
料理も、一流の食材を素材そのもので表現してるものもあれば、綺麗に繊細に職人さんが形作るものもある。インテリアから料理にかけて、和のおもてなしがはっきりと伝わりました☆
その他にもインテリアへのこだわりがたくさん見られたのですが、子供に「ごはん💢」と叱られて撮れなかった。
お料理が非常に美味しかったのに、撮り忘れ。おん年6歳になるねえねから「静かな和空間で、騒ぐな、はしゃぐんじゃないよ!」とお叱り受け、撮影は自粛しました。ごもっともです。
上のはプライマーさんの写真をお借りしてます。ちらし寿司、刺身、天ぷら、銀だら西京焼き、野菜の炊き合わせなど全部美味しかった。
こちらは提供期間3/3〜5と限定されていたもの。電話で「山里」さんに初節句のお祝いに利用したいとお願いしたところ、「雛祭り膳」は3日間ランチ限定ですと言われてました。でも後日ホテルからお電話をいただき、週末ディナーでも特別にお作りしますとおっしゃってくださいました🙏
スタッフの方のサービスは、さすがオークラさん、超一流の安定感あるホスピタリティです。赤ちゃん連れには個室を用意してくださり、ねえねが食事中にトイレというと「私が付き添いますから、皆様はごゆっくりお食事ください」と、着物姿の綺麗な仲居さんが丁寧にご対応くださりました。さすが👏
山里の位置する2階の通路天井デザインは、金色の三角形と六角形のワイヤーパターン。これは、「和の意匠」だけでなく、旧オークラ東京(建築家・谷口吉郎氏)のデザインを尊重してと思われます。東京本館は鱗紋(三角形)と亀甲紋(六角形)のモチーフが多く使用。マニラのホテル工事は、東京のリニューアルとほぼ同時期だから、デザインを踏襲してるのかもしれません。
床タイルの歪な四角形パターン、初めて見ました!蛇のようなクネクネライン、これは令和デザインなのかな??
リニューアルした東京のは、日本で超話題だから行ってみたい!!!
マニラの方ですが、玄関と2階通路(モール)と和食「山里」だけ出来ています。宿泊スタートは2020年夏目標。空港に隣接する「リゾーツワールド」。カジノも併設し、2階のモールはシェラトン・ヒルトンなどの超一流ホテルと繋がります。ホテルオークラin Manilaの完成が楽しみです☆
掃除道具
コロナの影響で、日本に一時帰国できない、日本で家事に使う物を買いたかったのに〜、と泣いてる方へ。良い掃除道具・洗剤がマニラでも手に入ります☆
我が家の掃除道具を紹介します。マムがショップを回って吟味したり、我が家のメイドさんに教えてもらったりしながら集めました。
|床
・掃除機
わが家はimarflexという、ダイソン似の安いやつ。1万円もしなかった、電源コード式です。ダイソンを持ってくればよかったなーと後悔しつつ、1年半は問題なく動いてます。吸引力はもちろんダイソンが上です。でも小回りが効くから使い続けてる。
・コロコロ
これは無印。持ち手が長いから優秀。こちらのメイドさんは腰かがめるのが嫌らしくて、基本立ち掃除。雑巾も足で拭く。なので、持ち手が長い道具が喜ばれます。そりゃそうだよねー、屈むのめんどくさい。
・水拭き
3M のマイクロファイバーモップ。ご飯粒やシロップが付いたベトベトな床も結構綺麗になります☆
雑巾がマジックテープで取り外し可能。汚くなったら、その都度水洗いもしくは石鹸で洗って乾かします。
難点は、水含ませるとゴミ吸着力が弱くなること。写真のように、モップで汚れを拭き取りつつコロコロでゴミ吸着させると最強です。
使い捨てのクイックルワイパーより綺麗になるし、紙消耗を考えなくて良いからオススメ!
ACE hardwareやLAZADAでも手に入ります。雑巾部は日本で買った方が安いんで、一時帰国あるいは日本のAmazonグローバルで買って送ってもらってます。
|風呂・トイレ
バスマジックリン的な泡スプレーもS&RかLAZADAで売ってます。我が家はアメリカ製のLYSOL。泡シュッの後に水で流すだけ。しつこいところはスポンジブラシで磨いてます。便座もシュッした後にペーパー拭き取りしてます。
これを使う前はDOMEXという液体洗剤で全体磨いてたけど、LYSOL泡スプレータイプの方がメイドさんとしても楽らしい。値段はDOMEXの方が半分の値段。最近はほとんど使ってない。
|キッチン
我が家はジョイ。どこのスーパーでも売ってる。泡スプレータイプ最近出ました☆ボトル洗いに便利。
左から順に野菜用洗剤、真ん中はハンドソープ、右はアルコール。青ボトルがアルコール純度高いので、医療用にも使用。野菜用のはS&Rで、他はWATSON、薬局で購入。ハンドソープはいろんな香りのがあるので、お気に入りをフィリピンで探すのが楽しいと思います♪
|洗濯
我が家は液体洗剤派。アリエール、ダウニー は普通に売ってます。緑のダウニー は室内干しに程よいフレグランスの香り。ほんのり香りつけ程度で室内もそんなに臭くならない。左はcradleという、ベビー用品のパブリーズ的なもの。シュッと拭いて拭き取るだけ。
塩素系漂白剤、zonrox。コストパフォーマンスが高い。紫は衣類用、白は掃除や食器の茶渋や匂い取りに使ってます。キッチンハイターやブリーチの代用として、使いまくってます。白は色落ちするほどの威力。紫も若干色落ちし、量を間違えると青いTシャツがなぜかピンクになります笑
パイプ詰まりや臭い消しにはliquid sosa。キッチンには毎週投入すると、グリーストラップ清掃の頻度が減ります☆
せっかく海外で暮らしてるので、いろいろと海外製のを楽しみながら試してます。日本からの持ち込みも面倒なので、いまは今回紹介したもので落ち着いてます。よりいいのがあったら、教えてください♪
マニラ近郊の火山が噴火
1/12よりマニラ近郊にあるタール火山が活発化し、13日に噴火しました。国内はパニック状態。
最新のニュースは、CNNフィリピンの他、Twitterやインスタでも入手可能です。画像による確認はいいけれども、なかには誤った注意喚起もあるので、CNNやNHKニュースも確認されると良いかと思います。
|報道
・フィリピン火山地震研究所では噴火警戒レベルを4(5段階中)に引き上げ。16000人が避難。数日中に大爆発が起こる恐れがあり。
(参照、CNN philippines https://cnnphilippines.com/news/2020/1/13/donations-for-taal-evacuees.html
NHKニュースhttps://www.google.co.jp/amp/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20200112/amp/k10012243531000.html )
|近況
・BGCでは12日夜は可視レベルに降灰していたが、13日現在は落ち着いている。我が家のバルコニーにも薄ら灰が積もっています。
・13日、14日、マニラ市内は休校発令。市内ではオフィス休業のところもあるが、通常営業も多いらしい。13日現在、マニラ市内のモールやショップ、デリバリーは営業している模様。車や人通りは少ない。
写真はショッピングモールの玄関。車寄せには車が来ており、営業していることがわかる。前面道路には人・車がない。いつもは車が渋滞し人通りもあるのだが、今日は少ない。
|注意喚起
・外出する際はマスク、メガネ/ゴーグル、長袖長ズボンを着用し火山灰の露出を避ける
・火山灰による視界不良、スリップや機械(車など)の不具合のリスクを考慮してゆとりをもったスケジュールで行動する
・避難指示についての情報収集をする
・外気を取り込まない
エアコンを付けないとの注意喚起もありますが、現段階マニラ市内の降灰レベルでは室外機付きのエアコンはまだ大丈夫と思われます。エアコンの室外機は外気を取り込むものではありません。基本的に熱交換目的としています。
エアコンを付けないで自然換気するのは やめた方がいいです。人やパソコンなど精密機器や家電への被害が心配。
レアケースですが、室外機付きエアコンの中には酸素を取り入れるために換気機能が付いたものもあるので、そういった機種をお持ちの方は運転モードにご注意ください。フィリピンの小さな壁付きエアコンのなかには、一般的な据え置き室外機のかわりに、外壁に換気扇みたいな小さいのがついた外気取り入れタイプもあるようです。そのタイプの場合は、運転させちゃだめです。
車のエアコンは、外気導入モードは避けたほうがよさそうですね。
内閣府がまとめた報告書によれば、最大降灰量20mm(2cm)まではエアコンを回しても大丈夫だとの検証結果が報告されています。
(参照、「降灰が与える影響の被害想定項目について」、大規模噴火時の広域降灰対策検討ワーキンググループ pdf21ページ「設備」
http://www.bousai.go.jp/kazan/kouikikouhaiworking/pdf/20180911siryo3.pdf )
まだ活発化している火山活動からは目が離せません。
子連れ南国リゾート 〜the Farm @ San Benito
夫婦+子供3人でクリスマス前にマニラから車で2〜3時間のリゾート、the Farm@San Benitoに行ってきました。1泊2日で、子供連れでも十二分に楽しめました!
ココナッツ農園だったところを、SPAリゾートに開発した場所で、エステ業界では超有名らしくて日本からのツアーも組まれてるそうです。大人向けのトリートメントケア、デトックスメニューのフードやエクササイズ、マッサージで有名だったので、子連れで行ってもいいのか不安でした。直接Farmに聞いたら、子連れで楽しめる見所満載でしたので、紹介します🌟
建物デザインやランドスケープデザインも素晴らしすぎた。その紹介はまた今度。
|超贅沢な宿泊ルーム
後述しますが、すんごいお部屋に泊まれることになりました。Narra Pool Villaというお部屋、というか一軒家。敷地200平米あるらしい。この建物全体が我が家の部屋です。
玄関門扉です。
門扉をくぐると、目の前にプライベートプール。そして玄関。
部屋は三角屋根のたかーい天井。シーリングファンが回っています。キングベッドにテラスリビング。
そしてバスルーム。ジュリアロバーツがプリティウーマンで入っていたバスタブみたい。バスタブの左奥にはシャワースペースもちゃんとあります。木製窓からは綺麗なお庭の眺めが最高です。
プライベートプールは子連れにはいいですね🌟生後6ヶ月のベビーも遠慮なく入らせていただきました。
広大な敷地の中、ホテルには数種類の部屋(コテージ)が用意されています。ビルディングタイプのホテルではなく、完全にリゾートコテージです。詳しくはホテルホームページをご覧ください。https://www.thefarmatsanbenito.com/villas/
|ベビーシッターサービス
宿泊1週間ほど前に子供向けサービスを聞くと、キッズアクティビティのほかにベビーシッターもあるとのこと。1日8時間1800ペソ(約3600円)で子供2人分みてくれました。シッターさんは若いけれどお子さんがいらっしゃるようで、慣れてました。シッターさんは英語しゃべれなかったけど、従業員さんを通じてお願い事を伝えました。敷地内には笑顔の素敵な従業員さんが「may I help you?」と声かけてくださるので、とても気持ちよく過ごせます。このシッターさんのおかげで、180分のエステコースを受けれました!私がエステを受けてるベッド脇で、ベビーをずっとあやしてくれました。
|エステ
もう選びきれないほどのプログラム。その中で「チョコレートスクラブ・ヒロット」を受けました。カカオ配合のココナッツオイルと塩のスクラブで体を洗ってもらった後、シャワー浴びて、ココナッツ入りのバスタブに浸かり、最後にヒロットを受ける。10000ペソ(約2万円)と奮発しました。3時間の贅沢な時間でした。エステの時は最高に気持ちよかったのですが、次の日から3日間なぞの腰痛。身体を曲げられない、ギックリ腰に似た症状。施術直後に赤ちゃんを抱っこしたのが悪かったのかな。あれから1ヶ月経ちますが、その後は何もありません。あの腰痛は、きっと反り腰が治る過程だったに違いない。
敷地の中にはエステ用のエリアがあって、これがゲート。
くぐるとレセプション棟。
さらに奥にはプールや施術用ベッド兼休憩スペース。
それ以外にもお家がありまして
このドアの向こうは個室。
扉の向こうにはワンルームの庭付き一軒家。施術スペースについては何も聞かれなかったけれど、特別個室を取ってくれたようです。エステティシャンの女性とベビーとシッターさん、女性のみなので、安心してタオル一枚になれます。室内で施術し、シャワーと入浴は庭です。水と風の音だけが聴こえて、緑と光とシャワーを浴びる、夢のような空間でした。
|キッズアクティビティ
とにかく広くて、ココナッツツリーがたくさん。木に登ってココナッツの実を取る風景も見れました。散歩しがいがある。
アクティビティプログラムは日毎にメニューが決まっていて、時間帯に予約なしで飛び入り参加可能。フラワーアレンジメントに参加しました。水鉢に好きなように葉っぱと花びらを並べる。ねえねもナオも夢中でレイアウト。
完成。
あひるちゃんにココナッツの実をフィーディング。結構集まる。
敷地内には美しい孔雀が数羽。
あとはプールサイドの屋根がかかったエステスペースでごろーんとくつろぐ。
贅沢なお昼寝。
|充実したエステ・プール設備
そのほかにもエステスペースやプール設備がたーくさんあるようでしたし、まだ拡張工事をしているようでした。すべて衛生的かつ楽園デザインで、素敵そうでした。
|ごはん
ごはんはビーガンかシーフードから選べます。朝食と昼食を載せました。がっつり食べたい人には物足りないかな。ヘルシー志向の大人女子向けです。
|予約サイトでのトラブル まずは問合せしましょう
今回の旅、私のミスなんですが、トラブル発生して予約時からキリキリ舞いさせられました。予約サイトagodaでうっかりキャンセル不可のホテルを予約してしまい…。その後、ほかの旅行サイトでより安いプランを見つけてしまい、agodaの予約確認ページを見てる時にうっかりキャンセルボタンを押してしまい、あわわわわ。メールを送ってもすぐには返信なし。日本への国際電話は高くつきそうだから嫌だなあ。キャンセル不可をキャンセルしたから、全額戻ってこない涙。
ホテルに問合せしたら、agodaと交渉してくださいとのこと。そこでフィリピン支部に電話で問合せ。英語で正直に言いました。「うっかりキャンセル不可の予約しちゃって、その後に安いサイトを見つけた、でうっかりキャンセル押しちゃった。なんだけど、キャッシュバックしてください。」
もちろんキャッシュバックは無理でした。が、代わりに値段が高くて良い部屋に変更されていました。諦めなくてよかった〜。言ってみるものですね。
結果的にいい旅だったので、満足です。
フィリピン芸術文化センター
マニラ湾岸をドライブして以来、ずっと気になっていた建築物。湾岸沿いにポツポツと建物や椰子の木が並ぶ中、突然白い二段重ねのコンクリート箱が浮いてます。
その建物は芸術文化センター、The Cultural Center of the Philippines 、通称CCP。場所はマニラ湾岸、Pasayにあります。娘と私が通うバレエ教室で公演チケットいただいて舞台に行ってきました。
建物手前には大きな丸い池、芝の広場、国旗。道から建物に続く上り曲線スロープが池を半周囲んでいます。
側面から見ると、浮いた箱の下は反り丘形状のコンクリートリブ斜面が基壇、斜面の欠込みから長い庇が伸びています。
私のスケッチ、正面から↓
側面から↓
私たちが行った日は、建物正面から入れず、斜面にある庇部分からの出入り口でした。
浮いた箱部は石タイル貼りにライティング用デコレーション?歩道側はコンクリート斜面に芝が生えていて、ドレープのコンクリート表面が土手っぽいデザイン。日本人が想像する「広場」な感じ。彫刻や噴水のあるヨーロッパの広場ではなく、緑に土手。ドラえもんの空き地っぽさもある、どこか懐かしい感じの「広場」。
コンクリート表面のリブは彫りが深めで、縦縞の影によるコンクリート表情がイイです。
建物はLeandro Locsinが1966年設計。マカティ証券取引所やフィリピンの最高裁判所など公共建築をつくってきた建築家で、1990年にアキノ元大統領からフィリピン国民芸術家賞建築部門を授与されました。
内装は最近改修されたそうで、デザイナーはAdefuin Design Studio。空間デザインにご興味ある方はこちらからご覧ください↓blue printという、フィリピンの建築デザイン雑誌社のサイト。写真がいっぱい掲載されてます。
https://bluprint.onemega.com/designed-better-extended-ccp-theater/
側面部の庇からの出入り口は天井が低くて、裏口雰囲気たっぷり。
劇場内に入ると、外観とは打って変わって、内部は大劇場らしい気品のある空間です。コンクリート小叩き仕上げの立ち上がり階段は、仕上がりがとても綺麗です。ここのデザインですごいと思ったのは、コンクリートの大階段の存在感。コンクリートという荒々しい素材を主役にして、全体を優美なものに魅せるために、木や石・タイルなどをバランスよく使っています。手のあたる手すり上端部だけ木にしていますが、木レールを入れるために立ち上がり壁の上端部を凹にしている。写真手前の、腰の高さにある立ち上がり壁には木レールを入れておらず、階段部分だけに木を入れてます。壁は横長の細かいピースのレンガ貼り、階段部の壁は木パネル(だったかな?コンクリートの方ばかり見て覚えてない)床は赤い絨毯。
階段裏はコンクリート表しですが、角をとってなめらかな曲面に造形しています。コンクリートでできた建造物というより、象のような自然の生物のような温かみのある柔らかいモノとしている。階段裏の中央に走る一本のレールが階段を支える構造梁だと思いますが、とぐろを巻いた龍を下から見上げたような迫力があります。
階段踏み板部は仕上げをあえて三層に見せる。絨毯、石、コンクリート。絨毯や石仕上げと同等にコンクリートを仕上げとして扱っているのがわかります。
舞台後にダンサーがお客さんを見送り。
ホワイエ兼正面玄関。雨雫のようなデザインのシャンデリアと天井が印象的です。格天井(と言っていいのかな?)のパネル、角は丸めて端部を反らしています。大劇場にしてはこの玄関は床面積的には小さい方だと思いますが、吹き抜けと大階段、天井とデザイン空間の質は素晴らしかったです。ホワイエと劇場内といった大空間のなかでは柱や建物構造体を見せず、壁天井や照明・飾付けなどの上質な仕上げで夢想的な空間にしています。
劇場↓
バルコニーの裏側はコンクリート表し、劇場の壁は木の縦ルーバー。赤い緞帳の色も、ダウンライトもクラシカルな重みがあって、素敵でした。
バレエもよかったし、なにより素晴らしい建物でした。今度は建築のほうをじっくり見に行きたいです。
BGCの建物⑴ SM AURA
BGC内で際立つデザインのSM AURAを紹介します。角地に立つ細長い建物、その奇抜な形状にはじめての方はびっくりします。
|全体
ストライプ模様の細長い蛇が尻尾をもち上げたような、低層の細長い建物から高層建物へと繋がった奇抜なデザイン。
全体が大きく、1枚の写真では表せないので、スケッチを描きました↓
正面からは箱型のチューブが3x3並んだ形で、それがにょろーっと伸びて、最後尾が高層建物になります。正面から見た写真↓
側面から↓細長い横長窓がランダムなバーコードのように入ります。
地上部は大通りに沿ってウインドウが並び、車寄せの玄関があり、広告用モニターがあります。屋上部は緑化したオープンスペースと飲食店街、サムソンと書かれたドームはシネマホール、IMAXが入ってる、その右隣の貝殻みたいなのはチャペルらしい。
手前側がスロープ上にして、なめらかな流線型を描いてます。高層タワーには横長のバーコード窓が縦長窓にゆるやかに変化。
|SM auraとは
SMはフィリピン最大級の大手企業で国内にショッピングモールを数十店舗展開しています。日本でいうイオンモールみたいな。SMグループいったら、富豪者番付首位を12年近く守ってるとか。不動産、金融…の中にショッピングモールも手掛ける。そのなかでSM auraは日本の新宿伊勢丹のような位置づけ、オシャレでハイソなモールです。
|敷地・プラン
場所はBGCのハイストリートの突き当たり、マーケットマーケットに隣しており、向かいにツーセレンドラというコンドミニアム団地があります。外国人や富裕層が住む地域。
敷地は建物の三面は大通りに面し、砂時計のようなくびれのある形状です。館内マップのパンフレットがなく、電子マップのみだったので、手描きで失礼↓
館内はブランドショップやスーパーマーケット、レストランなどの商業施設や映画館、多目的ホール、オフィスが入っています。たか駐車場もあり。平面図は1階を描いたんですが、色分けはピンクがshop、水色がオープンスペース、青色がオフィスエリア。デパートに比べると圧倒的にオープンスペースが広めです。
中廊下型配置で、真ん中に通路と階段・エスカレーター。ゆるやかにカーブしてるので、遠くのショップが直線通路よりも見やすく、ブリッジや吹き抜けの位置・形状がリズミカルに各階ずらされてるので、単調ではない空間で、いい雰囲気を作っています。館内のモール内写真↓
|造形プロセス・コンセプト
造形プロセスはこんなイメージかと思われます↑
①細長い箱
②①をくの字に曲げる
②くの字形を3枚、横に微妙にずらしながら重ねる
③さらに3本を縦方向に重ねる。合計、縦横3×3=9本のチューブのボリュームに
④高層部の窓は縦スリット。窓のラインは曲線に沿って平行に。低層部に行くにしたがって窓・壁パネル・窓とランダムに。
⑤チューブの先端、断面切り口はコの字
できた形がこうなる↓
モールのデザインを考えた人の気持ちで、コンセプトを説明すると(私の勝手な妄想)
「角地にランドマークとしてのユニークなデザインで、人が集まる広場のような空間がいい。1階やパブリックスペースは街から繋げたい、自然光を多く入れたい、都市の中で目立つように、とガラスカーテンウォールにしよう。でもショップ内の室内環境的には窓の面積は最小限にしたい。」
|流れる空間
形状だけでなく、プランニングも流れるようなデザインです。交差点からのモール空間へと出入りする流れを巧みに作り出しています。建物右端は外部大階段とエスカレーターを通じて上に上がれます、真ん中はモールに入る中央エントランス。交差点に面するところは道から1〜2m上がってフリースペース、広場。よく人が溜まっています。
建物内の真ん中通路部も広いフリースペースとなっています。屋外と同様、広場的な機能が室内にも続いてます。そして屋上部の緑広場に通じています。
|ディテール
庇(低層階)
ガラス庇には雨樋をつけない、潔さを感じます。庇先端に垂れ流しですが、このデザインの場合はいらないんじゃないかな!日本だと庇先端にまで雨樋をつけたがるけれど、フィリピンでは雨樋をあまりみません。
庇(高層階)
場所は高層部と低層部の間、曲がり角際。斜めの窓面はどうなっているかというと…建物と一体になった庇部です。室外側は斜め平面、室内側は垂直平面となっています。高窓にご注目。ガラス窓が二重になってるの分かります???
ガラスのカーテンウォール
ディテールで不思議な点が…ガラスのカーテンウォール、おそらくシーリングで止めてるだけなのでは!?止水性や地震時の挙動などが心配です。南国は紫外線などで劣化が早そうだけど、シーリング切れたら、、、どうするんだろう。水切り金物はもちろん、窓枠や押さえ金物が見当たりません。ミステリーディテールです。
|LEED
車寄せにLEEDプレートがあります。LEEDゴールドを取得、つまりは環境に優しい、らしい。ガラスの熱反射フィルム(ガラスが黒く見えるのがたぶん遮熱シートフィルム)
や自然採光、緑の広場とか、ポイントが高そうです。ゴールドは4段階中の評価2番目です。
|感想
SM auraの空間全体は、大胆。それでいて流れる形状となめらかな移動が考えられた空間で、わたし個人的に好きなデザインです。ついつい買い物に気を取られてしまいますが、ふとした時にモール内を移動する空間体験もぜひ味わってください。