reiko-mom-arch’s blog

子育て、フィリピンの生活、旅行、デザイン、建築、作品などをつづります。

ホテルオークラin Manila

ホテル・オークラin Manila

 

娘たち雛祭りのお祝いに。

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和食「山里」入口の壁デザインが、この店のコンセプト全てを語っており、そこから感動しました。
自然石を表面仕上げ方法と形の違い、正方形・長方形の組合せで表現。ミニマムな家具と、季節の花でシンプルに彩る。照明は電球色の暖かさで統一しながらも、フロアライト、スポット、ダウンライトの組合せ。
インテリアからしてワビサビが奥深すぎる。

海外のレストランは派手な色彩のコントラストや照明・飾りつけのインテリアで盛り上げるけど、素材と単純な幾何学デザインと静かな色味を融合するデザイン。日本にいたらこの和デザインにあまり感じなかったかもしれないけど、このシンプル和モダンの上品さに感銘を受けました。

 

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この石、日本から持ってきたのかな???御影石(錆石)。割肌(自然石を割ったの荒々しさ)と本磨き(ピカピカ)仕上げ。割肌は割ったままの自然な味わい深い素朴さが出る。本磨きは、職人さんが一生懸命削って、お掃除の人が手垢がつかぬようにふきんで拭いて、鏡のように反射するほどの輝きを持ちます。

料理も、一流の食材を素材そのもので表現してるものもあれば、綺麗に繊細に職人さんが形作るものもある。インテリアから料理にかけて、和のおもてなしがはっきりと伝わりました☆

その他にもインテリアへのこだわりがたくさん見られたのですが、子供に「ごはん💢」と叱られて撮れなかった。

 

 

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お料理が非常に美味しかったのに、撮り忘れ。おん年6歳になるねえねから「静かな和空間で、騒ぐな、はしゃぐんじゃないよ!」とお叱り受け、撮影は自粛しました。ごもっともです。

上のはプライマーさんの写真をお借りしてます。ちらし寿司、刺身、天ぷら、銀だら西京焼き、野菜の炊き合わせなど全部美味しかった。

こちらは提供期間3/3〜5と限定されていたもの。電話で「山里」さんに初節句のお祝いに利用したいとお願いしたところ、「雛祭り膳」は3日間ランチ限定ですと言われてました。でも後日ホテルからお電話をいただき、週末ディナーでも特別にお作りしますとおっしゃってくださいました🙏

スタッフの方のサービスは、さすがオークラさん、超一流の安定感あるホスピタリティです。赤ちゃん連れには個室を用意してくださり、ねえねが食事中にトイレというと「私が付き添いますから、皆様はごゆっくりお食事ください」と、着物姿の綺麗な仲居さんが丁寧にご対応くださりました。さすが👏

 

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山里の位置する2階の通路天井デザインは、金色の三角形と六角形のワイヤーパターン。これは、「和の意匠」だけでなく、旧オークラ東京(建築家・谷口吉郎氏)のデザインを尊重してと思われます。東京本館は鱗紋(三角形)と亀甲紋(六角形)のモチーフが多く使用。マニラのホテル工事は、東京のリニューアルとほぼ同時期だから、デザインを踏襲してるのかもしれません。

床タイルの歪な四角形パターン、初めて見ました!蛇のようなクネクネライン、これは令和デザインなのかな??

 

リニューアルした東京のは、日本で超話題だから行ってみたい!!!

マニラの方ですが、玄関と2階通路(モール)と和食「山里」だけ出来ています。宿泊スタートは2020年夏目標。空港に隣接する「リゾーツワールド」。カジノも併設し、2階のモールはシェラトンヒルトンなどの超一流ホテルと繋がります。ホテルオークラin Manilaの完成が楽しみです☆