reiko-mom-arch’s blog

子育て、フィリピンの生活、旅行、デザイン、建築、作品などをつづります。

元ワーママ駐在妻はお暇中ですか?

夏ドラマ、凪のお暇の最終回終わりましたね。仕事も人間関係も辛くなった主人公が、いったんリセットして自分を見つめ直すストーリー。

 

タイトルの「元ワーママ駐在妻はお暇中ですか?」駐在妻みんなが自ら望んで暇してると思ってますか?

先日マニラにて、駐妻ワーキングママの集会第1回があって参加してきました。働き続けたいけど子育てや駐妻という環境のなかでなかなかできない、職場復帰できるのか不安と、自分と同じように悩んでる方とグループセッションしました。色んなモヤモヤな気持ちは、みんな同じく抱えてるんだなーと思いました。やっぱり働きたい、自分でお金稼ぎたい、スキルを磨きたい!私たちも、いま活躍している社会人と同じですよ!やりたい仕事があって、勉強し自己研鑽してきたんですから〜!メイドさんがいるから多少は楽ですけど、不慣れな海外生活の中で育児家事に追われてるんです。働き続けたかったけれど、家庭の事情でストップしてるだけですよー!いつまで海外赴任なのか、不明です。

フィリピンと日本とで異なる点は、旦那の社内規則やら労働ビザやらで妻の転職ハードルが高いこと…こっちに保育園ないし。子供を安心して預けれて、合法的に働ければ働きたい。

私がもしもフィリピンで働けるようになったら、ハウツーをブログにアップします⤴️

 

元ワーママ駐妻はいつまでお暇なのか、仕事のブランクが何年になるのか、その間にスキルを忘れるんじゃないか、取り残されるんじゃないか、と不安を抱えてるのです。

そりゃ、こっちにきて、友達を作って遊べたり、メイドさん雇って楽できたり、子供と接する時間が増えていいこともあるよ。でもね、失うものもある。

ママになる前に、1人の人間としてやり続けたいと思っていた建築物の設計。設計士として、行為を「お金と仕事」とすること。

ねえねが手品する時に、「みてみて、こちら、タネもシカケもありません。そして、うちのママは、ただいまカネもシゴトもありません。」もう少ししたら働き始めようと思ってます☆

タピオカもデリバリー

今流行りのタピオカ、フィリピンでも人気です。日本ほどじゃないけど、平日の昼11時でもこんなに並んでいます。休日になれば10〜20人並ぶことも。台湾本店の「一芳 Yi Fang イーファン」BGC店に行ってきました。路面店で、カウンター窓口右横に障子風の飾り窓をつけることで、台湾っぽくも和風っぽさもある自然素材感のあるデザイン。障子風の窓は「正」っぽい形で、太めの木枠ですが、シュガーバターみたいな薄い茶色を選色しており、フレームが太くても強すぎず、爽やかで軽やかな印象です。

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値段は、黒糖パールミルクティ、レギュラーサイズで120ペソ(約250円)。安いですよね〜。パール有無、シュガーレベルも指定できます。

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写真は仙草ゼリー茶。ノンシュガーにしたら、ゼリーの甘さがほんのりで美味しい。

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先ほどの店舗写真右端に写っている自転車、後部にピンク色の四角いボックス、白パンダのロゴ。FOOD PANDAのお兄さんではないですか!

f:id:reiko-mom-arch:20190921193618j:imageなんとタピオカは店に並ばず、自宅まで宅配してもらえるんです!FOOD PANDAあるいはGRAB FOODのアプリで簡単に宅配注文できます。アプリの説明は後述。9月からFOOD PANDAで「一芳」サービスも始まり、今ならデリバリー料がタダな上に、10%オフ!店頭行くより安かった!

 

日本で有名なゴンチャ、チャタイムはフィリピンのショッピングモールでよく見かけます。BGCのハイストリートにタイガーシュガーも出店。黒に「虎」のマークが虎屋を彷彿させる。庇と柱、屋根立ち上がり部分は黒色ベース、カウンター下の羽目板パネル、壁は石パネルに切り文字看板、お洒落な店構えです。店手前にワンちゃん型のガードポール立て。ミルキーな水色が可愛い。ワンちゃんと横の街路樹があることで、歩行者通路と店舗スペースをやんわりと分けています。このストリートデザインが巧みだなー。

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この日は黒糖タピオカ入りブラックティーにしました。シュガーレベルの調整は出来ますが、0はなくて半量までだったかな。ミニマムにしてもらって甘いけど程よい甘さでした。

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フィリピンのデリバリーはフードはもちろん、飲み物、スーパーマーケット、マッサージ、色々と配達してもらえます。FOOD PANDAのデリバリー料はレストランによりますが、大体45ペソ(約90円)。BUY1TAKE1と(1個買ったらもう1個ついてくる)キャンペーンしてることもある!配達人は、若いお兄ちゃんお姉ちゃんが自転車で運ぶから、道路渋滞でデリバリーが遅れるなんて心配は不要です!たまーに10分ほど時間遅れることも早まることもありますが、オーダーから1時間以内で届く。しかも数時間後〜数日後など事前予約もできるんです。

我が家は、週末または忙しい時はデリバリーフードにしてます。フィリピンのデリバリーは進んでて便利です。

蚊からこどもを守る!

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フィリピンの雨季は6月から11月、ただいま梅雨真っ盛りです。暑くて雨というだけでも憂鬱なのに、さらに悩ますもの…蚊!
かゆい!
家族で私だけが刺されます。妊娠・授乳中かつ血液型のせいでしょうか。
こっちの蚊は強い!
日本の蚊は大きくて近づいたら見えるし羽音が聞こえるし触れられた感触があるから、やっつけるのは簡単。
一方、フィリピンの蚊は素早い。音も気づかないし、触れられたと思ったら手遅れ。肌に止まって0.5秒で、すでに血を吸われてます。直後はなんともないのですが、1時間たつと痒くなり、翌日は真っ赤っかに腫れ上がり、痒みが引くまで3〜7日ほどかかります。部屋に押すだけベープしても、しぶとく生きてます。イカリジンやハーブ剤の虫除けスプレーをつけても、ガンガン集まってきます。デング熱も怖いですよね💦

 

 

メイドさんに聞いて、フィリピンの一般的な虫除けローションに変えてみました。
こっちはローションが一般的。その名は「off!」。メーカーはS.C.Johnson、薬局やスーパーで2個セット160ペソ(320円)ほどで売ってます。これに変えたら、刺されなくなりました!
大人用ディートは25%配合、8時間もちます。子供用は7.5%配合、3時間。3歳以上には使うけど、乳幼児はやめといたほうがいいみたい。


乳幼児にオススメなのはanti mosquito patchesアンチモスキートパッチ。小児科の先生は、3歳まではパッチにしたほうがいいよーとのことで、フィリピンのベビー用品店で買いました。bgcのmother's care店でフィリピン製を発見。

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見た目可愛い💕使いかけですが、柄はプリンセスのもあります。ブランド違いで、人魚のもあります。パッチはユーカリのスーッとした香り。12枚入りで100ペソ(200円)前後。日本のパッチとお値段変わらないけど、性能はこっちが上!8時間経っても香り持続。お出かけ時につけて、次の日の朝まで服に付けてますが、24時間もちます。
成分みると、ポメロオイルだって!効果が高いのはポメロのおかげなのかもしれない。
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ポメロは食べても美味しいです。詳しくはこちら↓

 

reiko-mom-arch.hatenablog.jp

 

 

ヒューマンネーチャーのはディートフリーで安心だけど、外出して1時間ほどで香りがなくなった。汗や外気ですぐに取れちゃうんだろうな💦


現地の蚊には現地の虫除けでこどもを守りましょう!こどもにオススメは、乳幼児はanti mosquito patches、幼児3歳以上はoff!です。

マカティの建物(1)

マニラのビジネス中心地マカティ、路上のゴミや排気ガスで綺麗とは言い難いですが、キレイな空がみえない雨の日は特に暗く感じられます。空気と街並みの色は地味目で治安も悪いですが、ビルは上品なモダニズムデザインで好きです。携帯で写真撮りながら街歩きしたいけれど、スリや強盗の事件が多いから、カメラをかまえられない。車窓から撮るか、さっと取り出して一瞬で撮影するしかない。

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マカティ市内の建物の一部を紹介します。

現代建築が多くてガラスカーテンウォールの超高層ビル建設中が目立つBGCに対して、近代建築物が現役活躍中のマカティ。渋めで直線的かつ非装飾的なザ・モダニズムのコンクリート打放しデザインかプレキャストコンクリートパネルの建物が多いです。建物の形は地に足を張った感じでどっしりと落ち着いており、色もオフホワイトやアースカラーで華美ではないけれども、プロポーションが洗練されており気品のある建物がときどきあります。

アヤラ大通り沿いからみえるペニンシュラ・ホテル。水平に広がる建物ボリューム。最上階の上下それぞれにスラブを突き出して二重庇のようにみせて水平さを強調しています。大外柱に大梁がかかるフレームの外周部、内側に横長連窓の外壁があることで、柱と梁といった縦横の骨組みそのものを建物の顔としています。ホテルは角地に位置し、茶色の縦長ボリームがツインたって、それにくっついてオフホワイトの直線的な建物が左右対象に翼を広げるようにあります。柱スパン(柱間隔)が大きい分、柱自体も大きいですが、みつけが細くて見込みが長くて(正面からみると柱は細くて横から見ると奥行きがあってぶ厚い状態)、柱の太さを隠すことでプロポーションがよくて洗練されています。

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実際に目で見るとコンクリートの無機質さがあまり感じられず、ヨーロッパの建物のような石の建造物のような自然の素材感があります。一言でいえば、非工業的デザインです。これは外構の壁部ですが、コンクリートの表面を斫って、粗骨材(セメント中に混ぜられた黒や白の大きめの石)を現しています。キメが荒いからビシャン叩きかな?コンクリートというと、安藤忠雄さんの建物にみられるように、壁はつるんとしていて、Pコンという丸いボタンのような穴が均等感覚についていて、畳サイズの目地で切られています。それとは正反対で、樹木に溶け込むような石壁のような肌理です。ノミかビシャンかわかりませんが、これだけの表面積を手作業で斫るのはハンパじゃなく大変なはず!熱帯のフィリピンで、何十人いや何百人という作業員が汗だくだくになりながら、コンクリートを砕いては、顔に破片が飛んで粉まみれになり喉をやられながら涙を流したんでしょう。工事の様子を想像すると涙が出てきそう。手仕事で作られた、贅沢な建造物です。

 

マカティ市内には建物の形はモダニズムだけれども、仕上げは自然の風合いである建物が多いです。こちらも非装飾的でシンプルなデザイン。コンクリート打放しに斫り仕上げ。水平腰壁と横連続窓、その両脇を挟む形でコーナー壁柱が支えています。

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これはPC板(プレキャストコンクリートパネル)のカーテンウォールなのかな?柱を外に見せる真壁デザイン。付柱かな?柱は下に行くほど太くなる末広がり。縦長のPC板の腰壁と門型フレームの額縁がほぼ同じ大きさで並んでいます。額縁は厚みがあり、スチールサッシのはめ殺し窓ガラス。スチールサッシはアルミサッシよりも重量感と高級感がでます。独特な表現です。

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LANDMARK、無窓の箱で地味な造形だけどランドマーク。LANDMARKという名前の庶民的なデパートです。黒川紀章高田馬場BIGBOX並みに開口部が全く無いですが、丸い柱を外に出して、箱に愛嬌を出してます。これはプレキャストコンクリートパネル貼りかな?中間階にLANDMARKのロゴのはがれた跡が。増築して看板を移設したのかな?広告がほとんどなくて商業施設らしくないですが、地上階は庇を伸ばして歩行者アーケード空間をつくっています。うっすらグリーンの壁と椰子の街路樹がいい感じ。

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他にもマカティには気になる外観デザインがいくつか。続きは、また今度。

 

カーペット選び(2)〜子育て世帯

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6年前に個人で請け負った初仕事、実家の改修。写真はリビングです。結婚生活2年目に1人目が生まれると同時、主人が単身赴任生活がスタート。母子で実家に移り住みました。ベビーと長時間過ごすリビングは基本床生活。大きめのカーペットで、フローリングに合わせて落ち着いた優しい色合いで、触り心地の良いファブリックを選びたいです。日本では、ジョイントマットやParklonのマットをリビングでは使いたくありません。春夏秋冬のある日本では、夏はサラッと冬は温かみが欲しい。ベビーがいるからカーペットの衣替えは面倒。そこで塩ビやPE系素材よりも繊維素材のなかで、手触りが良くてメンテナンスも楽で一年中使えるものを探しました。うちで採用したのはこちら↓

 

リフォーム時のテーマカラーが木と緑だったので、カーペットにもベースカラーのアース色がいいなと。私のオススメはTOLIタイルカーペット。こちらは2013年に購入したもの。大きなカーペットでは子供の飲みこぼしやウンチがかかるたびに洗うのは大変💦ミルクやジュース、おしっこやウンチ、何度こぼされたことか。タイルカーペットなら汚れたところだけを取り外して、洗面台で丸洗いできるので楽です。タイル1枚あたり50×50cmとジョイントマットに比べると大きめです。

裏面は床に跡を残さない、吸着加工がされており、フローリングの上に置くだけで、ほぼ横ズレしません。今のところ5年使っていますが、洗っても裏面の吸着は取れてません。

様々なカーペットメーカーにあたってこちらを選びました。購入前にメーカーからサンプル取寄せて、機能性のほかに色合いや手触りをみて、じっくりと考えました。掃除しやすくて、夏でもさらっとした、毛足が短いループパイル生地の、TOLIスクエア2300キヨラにしました。この商品は、工務店のほか楽天Amazonで10枚以上から購入できます。我が家は、はじめ4×4=16枚、あとから10枚追加購入しました。子供がねんね→ハイハイ→歩きだしてからは敷く範囲を広げたくなりました。あとからサイズを変えられるのもタイルカーペットの良さ。私の姉もこのカーペットが気に入ったようで、部屋全面敷き。

人間の本能でしょうか。貼られるものは剥がしたくなる。ねえねもナオも何度もカーペットをペロンとはがしてポイします。そこそこ重いんだけど。そのたびに私が付け直していますが、端部はさほど痛みません。これがジョイントマットだったらと思うと…パズル形状だったら今頃は耳が無残な姿になっていたでしょう。

子供用のプレイマットは色がどぎつかったり、リビングの雰囲気に合わなかったり。カーペットは面積が大きいので、視覚的にリビングの印象を決めてしまいます。子供がいるからと諦めずに、インテリアに合わせて、こだわって選ぶと気持ちがいいです💕

フィリピン子育て 健康とスタイルに良い?

いつものように、メイドさんとベビーの沐浴してたら…「マム、ベビーのお腹にbigkis(ビッキス)巻きなよ」「ビッキス?何それ?腹巻き?暑い国だから要らないんじゃない?」

メイドさん曰く、三角巾をベビーのお腹にキュッと巻くと、お腹のガスが溜まらない、デベソにならない。ぜーったいに必要よ!どこのベビーストアにも売ってるし、フィリピンの子たちはみんな巻いてる。フィリピン女子は、だからウエストラインが細くてボンキュポンなスタイルになるのだとか。

 

健診の時にpediatrician小児科医に聞くと…笑って否定しました。そんなのは迷信で、いまだにやってる家庭もあるけど、コルセットのように苦しいから締めなくていいって。

 

我が家のメイドさんはお孫さん16人いて、ウチに来る前は医療事務をやってた方。そこそこ知識と経験があるんですが…。

 

そのほかにもフィリピン子育てで良いとされていることの中には、疑問な点がいくつか。

 

子供の身長を伸ばすサプリ、CHERIFERというものを勧められました。信ぴょう性は不明。フィリピン人は小柄な人が多いからね。フィリピン人はサプリメントが好きらしい。妊娠中は、葉酸のほかに、鉄分だ、アミノ酸だ、ビタミン剤だ、と色々勧められました。マムは肉・野菜で取りたかったから、あんまり飲まなかったけど。栄養素は食事で取ればいいと思うんですが、サプリ信者が多いようです。

 

理想のボディに疑問。フィリピンのキッズモデルはどすこい感あるんですが、幼児はこのスタイルが理想なのかしら…。

フィリピンのベビーは、細身で小顔です。昨日のベビー健診で、そろそろ3ヶ月で7キロ超のわが子。サイズ70の服がピッタリ。担当医から、デブ偏差値98とおデブ認定受けました。平均値は50ね。完全母乳なのですが、我慢するようにと。日本の感覚だと、ウチの子はしっかりしたぽっちゃりさんで、心配ない範囲(だと思う)。「ワォ!ビッグフェイス!ビッグボディ!え!母乳だけでこんなに大きくなったの!?」と憧れの目で見られます。粉ミルク要らないね、と羨ましがられます。こっちの粉ミルクはヨーロッパからの輸入物でお高いらしい。スーパーには幼児用の粉ミルクも多く出てます。生乳よりビタミン・カルシウムを調整してるから、成長にいいのだとか。5歳児でも粉ミルクを薦められます。

 

フィリピンが良いなと思う点は、栄養素豊富な自然食品が手軽に買えること。スーパーハードのモリンガ(マルンガイ)がスーパーでとっても安いです!味自体はクセがなくて、鳥のドラムスティックとショウガと一緒に煮たチキンスープが美味しい。Pan de manila にはモリンガ食パンが売ってます。味はしっかりと緑野菜の味でモロヘイヤやほうれん草のパンみたい。

モリンガは母乳がたくさん出ると、病院ではモリンガのタブレットを処方されます。モリンガハーブティがまぁまぁ美味しくておすすめ、スーパーで一箱100円くらいで20袋ほど入ってます。白い粉ですが、お湯を注ぐとペパーミントグリーンになる。不思議!f:id:reiko-mom-arch:20190829100824j:image
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風邪の時はビタミン豊富なカラマンシージュース。のどに効きます。

こっちのお医者さんとメイドさんのオススメ療法は、オレガノメイドさんが生のオレガノくれて自宅のベランダで育ててます。葉っぱ3枚ほど千切ってすり鉢でオイルを煎じて飲めば鼻水・喉に効くとのこと。劇的に不味いですが、我慢。オレガノ植えると蚊避けにもいいです👍ねえねがヒマワリも育て中。f:id:reiko-mom-arch:20190830145949j:imagef:id:reiko-mom-arch:20190830145954j:image

美しすぎる墓地

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妊娠中に散歩がてら、マニラ・アメリカン記念墓地に行ってきました。

 

BGCの高層ビルを背景に、幾何学的なランドスケープ が広がっています。入口から太い軸線を通し、左右対称に緑の緩やかな丘陵と白い十字架が無限にあるかのように広がります。中までぐるりと車で入れて、中央に緑地帯、左右に並木道、そして墓地が並びます。

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グーグルマップでみると、BGCのSM AURA裏に巨大な緑地が広がり、全てが第二次世界大戦のメモリアル墓地です。大きさは62ha、東京ドーム13個分の広さです。求心型のランドスケープデザイン で、中央に円状の広場、それを囲んで記念碑的な建物、その外側に車道が円形状に走ります。航空写真で見ると、単に幾何学的なだけにみえるのですが、実際に行くと、おそろしいほど美しい景色です。


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均等に広がった十字架は、まるで白服を着た軍人が生きて、そこで手を広げて隊列訓練をしているかのように見えます。なだらかに凹凸のある丘。等高線状に変色している芝生。空に枝と葉をパーっと広げた木々。

 

記念碑のある中心部は、中央に円状の広場を囲んで記念碑的な建物と礼拝堂がドーナツ状にあります。列柱の建築物が囲んで求心性を強くするデザインは、バチカンのサン・ピエトロ広場に通じるものがあります。中央にはフィリピンと星条旗の国旗と巨大なマホガニーの木が立っています。
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列柱らしきものは、放射状に置かれた、門型の大理石の壁です。入ってすぐの玄関的なスペース。空が円に切り取られ、異空間に入った気持ちになります。自然光のスポットライトに当てられて、身体が清められたような感覚でした。ここも厳かな気持ちでいること、おしゃべりしてはならないと諭されたかのような不思議な感覚です。
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壁にはアルファベット順に兵士の名前・住所。

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全ての壁と壁の間には石のベンチが置かれています。つるんと下表面の白い大理石壁とは対照的に、黒い玉石の凹凸の床。列壁で間仕切られた空間のなかで、壁と風景と対峙する。美しい空間と空・緑の広がりのなかで今と過去と向き合う。その時のスケッチ↓

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窓が見当たらない礼拝堂。
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中は小さな祈りの空間で、花束を持って立つマリア様。青い貝殻?モザイクタイル。そして左右に縦一列に敷かれた花ブロックのスリットからの灯りだけで、驚くほどに明るい。

 

アメリカン墓地、美しすぎます。BGCに来たら絶対に立ち寄った方がいい、おススメです。ただし神聖な場なので、団体でワイワイしたり、観光地に行く感覚では行ってはいけません。