reiko-mom-arch’s blog

子育て、フィリピンの生活、旅行、デザイン、建築、作品などをつづります。

フィリピンでお産②

土曜日午前1時、下痢3回。吐き気もある。これは…陣痛ではない、胃からの痛み。午前8時に計画分娩で入院することになっているから、とりあえず痛みに耐える。

 

主人とメイドさんに上の子2人を託し、午前8時に産婦人科に入る。が、相変わらずの胃痛で、ベッドに横たわる余裕なく、トイレに直行。少し落ち着き、ベッドとNSTモニターのある、2畳ほどの部屋で点滴開始。モニター上は5分間隔で70〜90の陣痛の波がきているようだが、胃が痛すぎて陣痛を感じない。痛み止めください…。ドクターとブスコパンの到着を首を長くして待つ。

上の子たちも10時くらいに病院にきてくれた。私は朝・昼食べないまま、胃痛が治ると同時に陣痛も遠のく。昼過ぎて陣痛間隔が空いてしまった。「今日は産まれないよ」とお腹の子が言っているような気がしたので、上の子たちには帰ってもらう。

点滴しているにもかかわらず、子宮口は3センチから進まず。膣剤を投与。お腹が痛くないとナースに告げると、15時に昼ごはんが届く。

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塩サバに似た少し脂の乗った魚と、キュウリの酢の物、卵スープ。フィリピン特有、紙に包まれたパサパサごはん。水を飲みたいとお願いしたところ、不要とのこと。なぜなら、点滴の中身がただの水分補給用だったから!陣痛促進剤じゃなかったんだ!!!

 

18時に夕飯が届く。ガーリックバター味の野菜炒めと鶏肉、フルーツサラダ。軽く食べ終えると、来た!陣痛促進剤!これが怖い…。

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19時、内診グリグリされたあと、陣痛促進剤点滴スタート。初っ端から1分おきの陣痛がくる。そこそこ痛い…30分経過後、冷や汗が出てきた。助産師やナースは時々様子を見にくるだけで、日本のようには付き添わない。上の子の時の助産師さんの顔を思い出しながら、ひとり、ラマーズ法深呼吸で痛みを逃す。

ナースとドクターが様子をみて点滴のスピードを抑えるものの、それでも陣痛は2分おき。しかも痛みがどんどん増す。「いつまで陣痛促進剤打つの?」と聞くと「産まれるまでね」。今夜中に産む計画で進めますよ、とドクターが言うので、メイドさんに今夜泊まって上の子たちを見てもらい、主人を病院に呼ぶ。内診グリグリもあって、子宮口が5センチに。午前0時、もはや深呼吸では耐えきれないほどの痛みで、身体が震えだす。胎児が下に降りてこないらしい。ドクターの見立てでは朝6時になるかもしれないとのこと。6時間も痛みに耐えきれない!今までにないほど辛い!上の子たちのお産よりも全然痛い!3人目だから、お産が楽だと思っていたのもあり、自然分娩を希望していた。しかし…ナースコール。麻酔ください!

痛みに負けました。