reiko-mom-arch’s blog

子育て、フィリピンの生活、旅行、デザイン、建築、作品などをつづります。

妊娠・子育て中におススメ映画〜マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー

 

妊娠・子育て中に前向きになれる映画を紹介します。

 

 

マンマ・ミーア!」のその後。映画は母の過去と娘の現在、2つの時代を描いています。

ギリシャの島でホテルを経営する母ドナ。彼女の亡き後、娘ソフィと建築家である父たちがホテルを大改修してオープニングパーティの準備をしていた。しかし準備中に嵐に襲われ、パーティどころではなくなってしまう。弱気になるソフィだが、周囲の人に励まされて、立ち直っていき、最後はdancing queen!

 

もうひとつの物語は、若き日のドナ。3人の男性と恋に落ちながら旅をし、ギリシャの島に辿り着き、そこでプチホテルを開く夢を抱く。イギリス・オックスフォード大学を卒業したドナは、自由なひとり旅に出る。持ち前の明るさと大好きな歌とダンスで周りの人をハッピーにさせる。

ドナは島と建築家と知り合って、ぼろ家を見つける。そこにホテルを作ろうと思うのだが、建築家と失恋してしまう。失恋後にドナは妊娠に気付くが、シングルマザーになる決意とホテルをつくる夢へと奔走するのだった。

 

若きドナのストーリー編に感動しました。

子供ができたら仕事や夢を諦めるんだね、と決めつける人もいるかもしれませんが、まったく逆のこともあるのです。(※妊娠中の環境、精神・健康状態などで個人差はあるかと思いますが)妊娠中は、出産までのタイムリミットがあるから、そしてお腹にこどもがいるから、2人だからこそ、夢に一歩でも早く近づこうと力が湧いてきます。

私の場合は、1人目妊娠中に前職で初物件を担当し、出産予定日1ヶ月前に一級建築士学科試験があり、出産日1週間後に旦那は単身地方赴任、私は赤ちゃんと実家にお引越し。産後に試験受けるのは厳しいから、産休入って必死で試験勉強して、合格しました。試験勉強と並行して、実家のリフォームをしました。実家は30年近く経っており、赤ちゃんが住むには不便なところがいくつかあったので、初めてフリーで設計して、工務店さんに色々教わりながら改修して、と楽しかったです✨

 

ソフィの婚約者が「(お母さんは周囲に支えてくれる人がいない中、)1人で不安だったろうね」と言う。「ううん、不安じゃなかったと思う。だって私が(おなかに)いたから」
前作では、メリル・ストリープが「私1人でずっとやってきたんだから〜」と窓や床の修理を1人DIYするシーンがありました。大変そうなドナの姿を目の当たりにした娘や元恋人たちが協力し、ホテルがより良いものになっていきます。

 

ソフィのように、協力してくれる人が近くにいる環境は、最高にうらやましいです。妊娠・子育て中に、家族・仲間が近くにいて手伝ってくれたら、と思うことが多々あります。私は母が早くに亡くなり、気軽に子守りをお願いできる人は近くにいません。自分が倒れたら…と想像すると心細いけれど、やるしかないから!

ドナのように1人でやっていくのは大変で、ワンオペでやってると甘え下手になりますが、助けがあれば「鬼に金棒」、できることが増えます!一方、ソフィのように甘えられる環境にいれば、大いに甘えていいと思います♬ 優先席、ファミリーサポート、保育園・幼稚園無償化etc…妊娠・子育てへの協力者・支援制度が増えるのはありがたいです。国全体、全世界、どんどんと手を差し伸べていただきたいです。

話が膨らみすぎました…妊娠中や子育てで疲れた時、弱気な時に、活力が出てくる映画です✨
前作「マン・マミーア!」では、母ドナ役のメリル・ストリープの歌が最高に美しく、ベッドの上で開脚大ジャンプするなど大胆なダンスを披露。メリルも最高ですが、今回の若きドナ役、リリー・ジェームズが天使!自由奔放なドナ、美しくて力強くて、歌も踊りもすごくいいです。映画の余韻でabbaの曲を聞くだけでも、元気になります。