イントロラムス サンディエゴ要塞
イントラムロスというマニラ市内歴史地区。17世紀のスペイン植民地時代に建設され、第二次世界大戦では日本軍司令部があり、破壊され、戦後修復されました。
家族で1時間ほど馬車に乗って回ってきました。
チビ達は馬に乗れるだけでも嬉しそう。ねえねはフィリピン伝統衣装のドレスをノリノリで着てました。馬のステップに合わせて車も揺れて気持ちいいです。子連れplus妊婦なので、博物館・お店などには立ち寄らず。
サンディエゴ要塞には寄りました。円筒型の石造り要塞。花柄のドレスに傘、ねえね、かなりド派手な格好なのですが、遺跡の中だとあまり違和感がない?
苔むした石造りの廃墟建築、なぜか美しさを感じます。
どうして廃墟に魅力を感じるのか、私なりに考えてみました。
ミロのビーナスの失われた腕のように、不完全なものから想像をかきたてられるからでしょうか?欠けたものの背後に歴史を感じさせるから?
私が思うには、人の手が組んだ石の堅牢な建造物が破壊され、雨風に晒され、コケが生え、風化されて、自然に回帰している「途中段階の美しさ」。建設中のビルや解体中の建物には独特の美しさがあります。卵からヒヨコの顔がのぞいた瞬間はかわいい。女性の仕草で、結んだ髪を解く瞬間が好きという方もいます。それも「途中段階の美しさ」だと思います。
また、グレーの壁背景に青い空、緑の芝、訪れる人の服の差し色が映えます(いわゆるインスタ映えスポットです)✨